心理構造について(簡易版)

 過去に、交流分析的精神療法として展開していた頃に作成した資料です。

 現在は、この内容をかなりソフト化して、実存分析的精神療法へと発展させています。

 

 人生の価値ある目的をもって主体的に生きるためには、「自由な子ども」による本物の感情(「悲しみ」「怒り」「嫌」「怖れ」「喜び」)・欲求・要求を尊重すること、「成人」により、問題解決・欲求充足を目指すことが重要

 

  「親」の自我:

  幼少期の両親、祖父母、年長の兄弟などの情報が取り入れられている領域

⇒ 親あるいは親的な役割のひとをコピーした「感情」「思考」「行動」のパターン

  「支配的な親」… ひとに指示・命令する、明確な意見を述べる

  「養育的な親」… ひとに対して、優しさ、気づかいを示す

  自己、他者、世界に対する価値判断、定義づけする

  「親」の考え、命令を、「子ども」に伝えて圧迫する(内部対話)

  「親」の命令:「きちんとやれ!」「いつも一生懸命やれ!」「我慢強くあれ!」「ひとを喜ばせろ、気づかいせよ!」「さっさと早くやれ!」

  「禁止令」(脅し、呪い)、「挑発」、「許可」

 

  「成人」の自我:

  大人の自分として、今ここで役に立つ情報をもとに、問題解決・欲求充足に結びつくような「感情」「思考」「行動」のパターン(頭の中のコンピューター)

  ひととの交流において、「成人」同士のやりとりはお互いの心理をよりよくわかり合うことに結びつく

  「自由な子ども」からエネルギーをもらうことで良好に機能することができる

 

  「子ども」の自我:

  生まれたときは、本物の感情・欲求が自由に表現されている(「自由な子ども」)

  幼少期を生き延びるために、魔術的かつ直感的に決断した「感情」「思考」「行動」のパターン(「順応した子ども」)

⇒ 大人になると、ラケット(にせもの)「感情」「思考」「行動」として再現される(ストレスがかかり、ピンチになるとき、「子ども」が満たされないとき)

  「順応した子ども」は、ひとの「親」との内部交流において機能する(従順に我慢する、反抗する)

  「順応した子ども」は、「親」との内部対話に反応して、「親」を満足させるために従順に我慢する、あるいは反抗する

⇒ 「親」を満足させられない場合、禁止令に束縛されることになる

⇒ 「親」と「子ども」は、幼少期に決断した人生脚本によるドラマを展開する(心理的スタンプを集めて、脚本の報酬(結末)を目指す)