何冊もの書籍の内容から、私なりの理解にもとづき作成しました。
交流分析は、学者により様々な内容および構成があり、それが長所のひとつであるとされますが、書籍によっては明らかな誤謬が展開されているものもあります。
○「親」の自我:(P2)
父親:「親」「成人」「子ども」(P3、A3、C3)
母親:「親」「成人」「子ども」(P3、A3、C3)
その他、祖父母、年上の兄弟姉妹、親戚、先生など
⇒ 「(自己・他者・世界に関する)価値判断」を含む「感情」「思考」「行動」
⇒ 「親」の命令:「きちんとやれ!(ミスしてもよい)」「いつも一生懸命やれ!(達成してもよい)」「我慢強くあれ!(欲求・要求を表現してもよい)」「ひとに気づかいせよ!(自分を喜ばせてもよい)」「さっさと・早くやれ!(ゆっくりとやればよい)」(P3より)
⇒ 「禁止令」(脅し、呪い)、「挑発」、「許可」(C3より)
○ 「成人」の自我:(A2)
今ここでの問題解決において、役に立つ情報が、貯蔵されている
⇒ 情報収集・分析を行なうコンピューター
⇒ 問題解決・欲求充足に結びつくような「感情」「思考」「行動」
○ 「子ども」の自我:(C2)
「子ども」の中の「親」「成人」「子ども」(P1、A1、C1)
⇒ P1は、「魔法の親、電極」… 元々権威者とみなされる人に対応する時に作られ、今でも使われる条件付きの判断、感情、行動を取り込んだ記録
⇒ A1は、「小さな教授」… 直感や創造的思考の源 + 早期の「小さな教授」の思考を取り込んだ記録(P1:「妄想」、C1:「気づき、ひらめき」)
⇒ C1は、「身体的な子ども」… 無検閲な感情・欲求の源 + 生後間もなく物事に反応するときの無検閲の早期感情を取り込んだ記録(本物の感情・欲求)
⇒ 「子ども」は、幼少期に、家族の中で生き延びるため、世話をしてもらうため、存在を認めてもらうために決断した「感情」「思考」「行動」のパターン(大人になった今となっては有効ではないラケット(にせもの)感情・思考・行動)
#.禁止令:「存在するな」「重要であるな」「健康であるな」「正気であるな」「信頼するな」「近づくな」「属するな」「子どもであるな」「成功するな」「成し遂げるな」「お前であるな」「成長するな」「考えるな」「感じるな」「するな」「楽しむな」「くつろぐな」