「発達障害」

 私は、「発達障害」という診断に対して、疑念を抱いています。書籍や講演による情報は、明らかに「発達障害」という病態が存在するということが前提とされています。ある書籍を読むと、還元主義的な前提での研究結果が延々と述べられ、フッサールの「現象学」を表層的に援用した稚拙な哲学的考察がなされていましたが、酷い内容でした。

 「発達障害」との自己診断あるいは診断定義づけがなされている方は、気分症状、精神病症状、愛着における問題が示唆されることが多いです。したがって、適切な治療によって、「発達障害」が改善するという現象が認められます。

 これは、誤診ということであり、診断医は人権侵害の罪があるということです。

 私は、ハンス・アスペルガーなる精神科医を嫌悪します。彼は、精神科医でありながら、ナチス・ドイツの殺害計画に加担していた疑いがあるからです。

 一方、医療・福祉の名のもとに、ADHD、自閉症などと過剰診断することは、アスペルガーと同様に、差別および排除主義の象徴といえるのではないでしょうか。

 「発達障害」との診断定義づけは、強固であり、いったんつけられるとネガティブな心理・行動は強化され、無力化されることになります。

 私は、人間存在として、能力・パワー・強みをポジティブに表現していくこと、より個性的でユニークな人生を生きることを支持します。