CP(「支配的な親」)が優位な心理構造

〇 優位あるいは劣位において、あらゆる対人関係において、支配・コントロール・批判を展開する。(アドルフ・ヒトラーのような心理構造)

〇 自己愛性・猜疑性・反社会性・受動攻撃性・強迫性などのパーソナリティ(障害)が示唆される。

〇 職場(上司、同僚、上部機関)、家庭(配偶者、子供、親、兄弟)での対人関係における権力闘争を繰り返し、他者を手段として利用する、あるいは利用されることによって腹を立てたり傷ついたりする。(権力関係におけるパワープレイ)

〇 他者との権力関係におけるストレスを主訴として受診することが多い。

〇 診察時、権力闘争に関する話題と滔々と展開する。

〇 見下ろすような堅苦しい姿勢、強い口調で語りのリズム、テンポは速い。ときに、フッとした皮肉な笑い(「絞首台の笑い」)を認める。

〇 診察医からの意見を求めるが、己の望む内容と一致しない場合、受け入れられず不機嫌な態度を示す。

〇 「くすりがほしい」「診断書をもらいたい」など、診察医を利用しようとする。

〇 薬物療法に関して、抗うつ剤、抗不安剤を処方するのは不適切である。

〇 CPによる抑圧を緩和することにより、「正気でないあるいは狂気の自我」(精神病の顕在発症、自傷他害、犯罪行動)が顕在化する可能性がある。

〇 薬物療法は、気分安定剤、抗精神病薬による強力な薬物療法が正当化されると考える。

〇 精神療法は適応とならない。毅然とした対応に努め、場当たり的、迎合的なことを伝えないことが重要である。(アドルフ・ヒトラーを精神療法で治せる技術をもつ人物が存在するのか?)

〇 稀にしかいない、語りの内容を適切に再構成してフィードバックする能力を有するカウンセラーであれば、短期的には有効かもしれない。