人生脚本(運命の心理学)

人生脚本:

     23歳から決断がはじまり、67歳には完成

     準拠枠、再定義 … 世界を舞台構成する

     脚本役割:「迫害者」「救助者」「犠牲者」

     脚本のモットー(スローガン)

… 自己・他者・世界に対する否定的な信念

     ラケット感情・思考・行動(幼少期よりなじみの感情・思考・行動のパターン)

     脚本の報酬(結末)

… 喧嘩、離別、失業、離婚、重大な病気、事故、自殺、殺人、正気を失う

 脚本の種類:

○「勝利者」… 目的を達成する(「王子・王女」「サンタクロースを待つ」)

○「敗北者」… 目的を達成しない(「カエル」「死神を待つ」)

 

○「非勝者」… 平凡な人生を過ごす

 

 生後から2~3歳までは、主として母親との交流、以後は父親および親的な役割のひと(年長の同胞、叔父・叔母、先生)との交流体験の積み重ねにより、人生脚本のプログラムが形成される。(脚本の決断)

 学童期(小学生)から前思春期(中学生)を経て、思春期(高校生)以降、本格的な人生脚本が展開される。

 人生早期の体験は、ラケット感情(幼少期に自然な感情の代用として体験した不快感情)と結びつき、過去の経験はネガティブな意味が強化される。(ラケット・システム:強化記憶)

 就職、結婚などの人生における重要な局面において、無意識的に人生脚本による決断が行われる。そして、対人関係において、心理ゲーム(ラケット感情と結びつく不快な交流)を展開することにより、人生脚本を悲劇的な結末へと向かわせる。

 ときに、幸運にも人生脚本が中断されることもある。偶発的な環境変化や「救世主」の出現による受動的な問題解決である。(ヒーロー脚本)

 この場合、人生脚本はより強化されることとなり、その後、より悲劇的な人生ドラマを展開することになる。

 エリック・バーンは、「人生脚本を変えるためには、セラピーを受けるか、奇跡を起こすしかない」と述べている。