こまつクリニック院長の小松和哉と申します。
精神科医として、18年(平成28年3月現在)の経験があります。
とくに、松原病院2年半、福井県立病院9年など、第一線の病院での診療経験が豊富です。
精神的問題(うつ、不安、不眠、アルコール問題、自律神経症状、心身症など)に悩んでおられる方は、症状による心身の苦痛に加えて、周囲に伝えることができない、あるいは理解してもらうことができないことによる苦悩を抱えておられるのではないかと思います。
しかしながら、受診することに関しても、ためらい、恥ずかしさなどを感じている方もおられるのではないでしょうか。
私は、長年の経験において、よりよいこころの医療とはなにかを考えてきました。まずは、患者さんがリラックスした気持ちで受診できるような穏やかな雰囲気をつくること、予約時間に余裕をもたせることにより、待ち時間の短縮、十分な診察時間の確保に努めることが大事であると考えます。

まずお話しをきくことから始めます。

診療においては、困っていること、悩んでいることを、患者さんにじっくりと話していただくことが重要だと考えます。それにより、苦痛やストレスの緩和をはかります。そのうえで、今後の対処に関して、話し合うということです。症状による苦痛がつよく、対処が困難であると判断されれば、漢方薬、抗うつ剤、睡眠剤、安定剤などによる薬物療法を検討します。もちろん、必要最小限のくすりを必要な期間だけ服用していただくことが原則です。
通院をしていただく場合、診察時には、症状による苦痛、感情体験、対処困難であった出来事などに関して話していただいたうえで、薬物調整、療養、対処の見直しなど、今後の方針を前向きに検討したいです。

 

●日本精神神経学会精神科専門医 ●精神保健指定医(厚生労働省